消化器外科の内視鏡検査で、大腸カメラ検査・初期段階で100%完治を目指す大腸がん治療
マイクリニック大久保 豊橋の消化器外科
マイクリニック大久保豊橋では、胃がん・大腸がんなどの悪性疾患から胃潰瘍・胆石・急性虫垂炎・潰瘍性大腸炎などの良性疾患に対応いたしております。
マイクリニック大久保グループの2023年内視鏡件数について
大腸がん(結腸がん・直腸がん)
大腸(結腸・直腸)について
大腸は小腸に続いて右下腹部からはじまり、時計回りにおなかの中を回って肛門につながります。盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸と直腸に分けられます。大腸の働きは水分の吸収で、便秘や下痢と関係します。
大腸がん(結腸がん・直腸がん)について
男性では胃がん、肺がんに次いで3番目、女性では乳がんに次いで2番目に多いがんで、腺腫という良性のポリープががん化していくものと、正常な粘膜から直接がんが発生するものがあります。
早期の段階では自覚症状はありません。進行していくと血便や下血・下痢と便秘の繰り返し、便が細くなるなどの症状がでてきます。これは痔の症状とよく似ているので、痔だろうという安易な自己判断は危険です。がんが粘膜にとどまっている初期の状態であれば、内視鏡治療で根治が可能です。
大腸がん検診について
男女とも40歳を超えたら年に1回、大腸がん検診をお勧めします。便潜血による大腸がん検診は死亡率を減少させる科学的根拠があります。ただし大腸がんやポリープからの出血は間欠的で、出血していないことも多く、便潜血で異常がなかったら大腸がんがないという意味ではありません。何度も説明するのですが、皆さんよく勘違いされていますし、なかなか理解してもらえません。とにかく繰り返し毎年検診を受けることが大切です。逆に排便時に出血がある方や、便の性状が変化した方は検診を待たずに医療機関に受診してください。急速に進行していく大腸がんもあります。
胃がん
胃について
胃は食道に続く袋状の臓器でみぞおちの裏あたりにあります。胃の働きは、食べ物を一定時間そのなかにとどめ、胃液と混ぜることによって粥状にし、少しずつ十二指腸へ送り出すことです。
胃がんについて
胃がんは男性では最も多く、女性では乳がん、大腸がんに次いで3番目に多いがんです。早期の段階では自覚症状はありません。進行していくとみぞおちの痛みや不快感、胸やけ、食欲不振などの症状がでてきます。発生要因としてはヘリコバクター・ピロリ菌の感染や喫煙があります。早期のがんであれば内視鏡で治療可能なこともあります。
胃がん検診について
胃部X線検査と胃内視鏡検査がありますが、より詳細に診断できる内視鏡での検査をお勧めします。検診は症状がない健康な方を対象に行われるものです。気になる症状があるときには医療機関を受診されればと思います。
食道がん
食道について
食道は咽頭(のど)と胃の間をつなぐ管状の臓器です。食道は口から食べた食物を胃に送る働きをしています。また胃内の食物の逆流を防止する構造になっています。
食道がんについて
食道がんは男性に多い傾向にあり、50歳代から増え始め70歳代でピークを迎えます。初期には自覚症状がないことがほとんどです。がんが進行すると飲食時の胸の違和感やつかえ感、体重減少、声のかすれなどがでてきます。早期に発見されるきっかけは、検診などの内視鏡検査やバリウム検査がほとんどです。初期の食道がんであれば内視鏡治療が可能です。食道がんの主な発生要因は喫煙と飲酒です。
検診について
食道がんについては、現在定められている検診はありません。気になる症状がある場合には医療機関を受診してください。
肝細胞がん
肝臓について
肝臓は右上腹部にあり、体内最大の臓器です。成人で800-1,200gになります。食事から吸収した栄養分を体に必要な成分に変えたり、有害物質を解毒したり、脂肪の消化を助ける胆汁を作ります。
肝臓がんについて
肝臓がんには肝細胞ががん化する肝細胞がんと、肝臓の中を通る胆管ががん化する胆管細胞がん(肝内胆管がん)があります。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、炎症やがんがあっても自覚症状はほとんどでません。肝臓がんの予防は肝炎ウイルス対策です。B型肝炎ウイルスはワクチンで感染予防が可能です。B型やC型肝炎ウイルスに感染した方は、ウイルスを排除したり増殖を抑える抗ウイルス療法が肝臓がんを予防します。肝炎ウイルスに感染した方は3-6か月に1回の腹部超音波検査をお勧めします。
当クリニックでは予約制で内視鏡検査を行っています。胃やおなかに気になる症状がある方だけではなく、健康診断で引っかかってしまった方、40代を過ぎて内視鏡検査を行ったことがない方は病気の予防、早期発見のために、ぜひ気軽にご相談ください。胃カメラも大腸検査も患者さんの痛みや苦しさを軽減するため、鎮静剤を使い、薬で眠っていただいている間に検査を行っています。起きたときには検査が終了していますので、患者さんは「もう、終わったの?」と驚かれます。鎮静剤を使用するため、検査当日の車の運転は控えていただいており、公共の機関の利用、もしくは家族の送り迎えをお願いしています。どうしても車で来院したい場合は鎮静剤を使わず、痛みを抑える薬のみで検査することもできますので、ご相談ください。
希望があれば、胃カメラも大腸検査もおなじ日に行うことができます。土曜日も検査が受けられます。
内視鏡検査について
大腸カメラ検査
お腹がしくしく痛む・最近急に便秘になった・軟便しか出なくなった・排便時に出血があった、症状もなく見た目では排便時の出血が確認できないのに健康診断の大腸がん検査で便鮮血検査(便に血が混ざっているか調べる検査)に異常が出た、という方は、大腸検査を受けることをおすすめします。大腸がんは日本人に増えていますので、症状がなくても40歳を過ぎたらぜひ受けていただきたい検査です。
この検査では、大腸がんや大腸ポリープ、大腸の粘膜に炎症が起きていないかどうかを調べることができます。大腸ポリープはある程度の大きさにならないと症状が出ないのですが、大きくなってがんに変化するものが多いです。事前に同意をいただき、内視鏡検査の間に切除できるポリープが見つかれば、その場で切除してしまいます。数が多い場合や、大きい場合など、状態によっては入院が必要なケースもありますが、その場合は入院できる施設をご紹介しています。大腸検査はお腹に空気を入れて検査をするので検査後にお腹が張って苦しくなることがあるのですが、当クリニックでは二酸化炭素を使用して検査行い、お腹の張りなどの苦しさがなるべく少なくなるように工夫しています。
早期発見で完治率を高める大腸カメラ検査
幸い、大腸がんは初期に発見し、適切な治療を行うことで完治を目指せる病気です。自覚症状のない初期の段階で大腸がんを見つけることが重要となります。
皆さんのすこやかな日常生活を守るために、大腸がんの検査は積極的に受けましょう。初期の粘膜癌の段階で見つけられれば100%完治を目指すことができます。
経鼻内視鏡検査
鼻からの胃カメラはとっても楽ちんです
食道・胃・十二指腸を観察するための胃カメラもどんどん進化しています。口からカメラを入れるのではなく、パスタくらいの細いカメラを鼻から挿入する「経鼻内視鏡」を導入しています。経鼻内視鏡であれば、カメラが舌の根元に触れないので「オエッ」という反射がほとんどなく、検査を楽に受けられます。
大腸カメラ検査の流れ
受診、予約から検査終了、終了後のケアまでを説明
最初の一歩は、一度マイクリニックにお越しいただき診察を受けていただくことから始まります。検査前日・検査当日・検査終了までをわかりやすく説明いたします。
マイクリニック大久保の内視鏡検査の特徴
機器の滅菌洗浄について
▼内視鏡洗浄消毒システム
内視鏡を受けたいけれど、感染を危惧されている方も少なくないと思います。 当院では内視鏡検査の度に専用の洗浄器で洗浄・消毒・滅菌をしています。 これにより一般細菌・ピロリ菌・結核菌・真菌・肝炎ウイルス・エイズウイルスなどは完全に死滅し感染の危険はありません。
快適に検査を受けていただくために
内視鏡室・回復室
個室・検査前準備室
プライバシーを気にしない個室をご用意しております。そこで1~2時間で1~2Lの下剤を飲んでいただきます。検査中に便が残っていると、ある程度大きいポリープでも見落とす可能性がでてきます。そういった患者さんの不利益をなくすためにも、きちんとした前処置を行う必要があります。下剤を飲みきった後は便を出すためにある程度歩いていただくこともあります。5~8回程度排便していただき、便のカスがなくなったところで検査となります。高齢の方は付き添いの方がいらっしゃればありがたいです。
内視鏡室
モニターを見ながら検査していきます。ポリープを発見したら、その場で切除を行います。
検査後
検査が終わったら快適にお休みいただきます。その後、十分におくつろぎください。
主治医2人がしっかり治療します
地域医療連携であなた病歴を把握
インターネット予約システムなどの活用により総合病院での検査予約ができるだけでなく、当院から総合病院に紹介させていただいた患者様が総合病院で手術治療を受けた後、当クリニックで患者さんの病状をフォローし、半年に一度は大病院で検査を受けていただくことも可能です。
大病院・総合病院とクリニックの得意で連携
まず当院に受診し、必要があれば先端的な大病院の医療を的確に受け、その後の細かいフォローをマイクリニック大久保で受けるというのが、効率的で一番よい地域医療のかたちです。
術後補助化学療法
消化器がんが見つかった場合には、連携している病院にご紹介いたします。
手術後、がんの進行度によっては、再発を予防するため、抗がん剤を服用する術後補助化学療法を行うことになります。マイクリニック大久保では、抗がん剤のフォローも行っています。