痔の種類について

マイクリニック大久保 痔の種類ご説明

痔の日帰り手術
痔の種類と手術法をわかりやすく理解していただきます

 

肛門に発生する病気

 肛門は大腸の最終部であるわずか数センチの部分ですが、ここに様々な病気が起こります。中でも痔核(いぼ痔)の頻度が最も多く、約半数の人が罹患するともいわれています。他に裂肛(きれ痔)・痔ろう(穴痔)・ポリープ・がんなどがあります。

 

 

一言で「痔」って?

痔は肛門にできる病気の総称です。(ただし癌などの悪性腫瘍は除きます)中でも下記の3つがその代表です。

 

▼正常な肛門

下記に痔核(じかく)いぼ痔・裂肛(れっこう)・痔瘻(じろう)それぞれを説明いたします。正常な肛門のイラストと見比べてご理解いただければと思います。

正常な肛門のイラスト

 

 

痔核(じかく)いぼ痔

内外痔核イラスト

肛門を閉じるクッションの役割をするゴムパッキン(内痔静脈叢・ないじじょうみゃくそう)が、排便時のいきみなどが原因で腫れてくる病気です > 痔核(いぼ痔)の手術くわしく

 

痔核(じかく)いぼ痔について

痔核は二足歩行する人間だけがなる病気です。腸の終点である肛門まで届いた血液が重力に逆らって心臓に戻っていく過程で、血液がうったいすることが原因のひとつと考えられています。また、硬く太い便をいきんで排泄するときに、肛門を支える筋繊維が過進展・断裂をおこして肛門の粘膜が滑脱することも原因と考えられています。

痔核をわかりやすく理解していただくためイラストをご覧ください▼内痔核・外痔核・内外痔核

 

痔核(いぼ痔)の原因と症状

肛門を閉じるクッションの役割をするゴムパッキン(内痔静脈叢・ないじじょうみゃくそう)が、排便時のいきみなどが原因で腫れてくる病気です。「排便時に出血する」、「肛門に違和感がある」などが最初の症状です。腫れが大きくなると残便感がでてきて、より強くいきむようになり痔核が肛門から出てくるようになります。そのままにしておくと肛門内の皮膚部分までが脱出してくるようになります(外痔核成分)。

 

脱出してもすぐに戻せる状態であれば、痛みはありませんが、戻せなくなるほど腫れてしまった時は、強い痛みがでることがあります。いぼ痔は血管の集まりでできているので、硬い便をすることで表面が傷つくと真っ赤な出血がおこります。

 

排便時のいきみを気をつけたり、トイレに長くこもらないようにしたり、ゆっくり入浴して肛門を温めたり、軟膏を使用したりで治療していきます。症状が出血だけの方や、肛門に違和感を感じる程度であれば、手術をしなくても改善していきます。しかし痔核が脱出してくるようになると、残便感からいきみが強くなり、痔核が大きくなっていくケースが多く、マイクリニック大久保では日帰り治療をおすすめしています。

 

 

 

 

裂肛(れっこう)

裂肛・肛門ポリープ・皮垂イラスト

硬い便を無理に出したり、下痢などで肛門に力が加わった時に、肛門内の皮膚が裂けてしまう病気です。通常は紙で手を切った時のように薄くて > 裂肛(れっこう)の手術くわしく

 

裂肛について

急性裂肛

急性裂肛

裂肛・肛門ポリープ・皮垂イラスト

慢性裂肛

硬い便を無理に出したり、下痢などで肛門に力が加わった時に、肛門内の皮膚が裂けてしまう病気です。通常は紙で手を切った時のように薄くて浅い傷で、次の排便までに傷は治っていることが多いです。排便時にたまたま切れてしまうことは誰にでも経験があることだと思います。しかし排便のたびに切れてしまう、排便後もしばらく痛みがあるという方は治療の対象になります。便秘や下痢があるならその改善や、軟膏による保存的治療を行います。裂肛を繰り返していると、傷が深くなってしまい治りにくくなります。慢性裂肛になると傷のすぐ裏側にある括約筋まで炎症が波及し、括約筋が過度に緊張した状態になります。そして裂肛を繰り返している部分が瘢痕(はんこん)となってさらに切れやすい状態になり、肛門内にポリープや肛門皮膚に見張りイボができてきます。軟膏を長期間使用しても治らない裂肛に対しては、マイクリニック大久保では日帰り手術で治療していきます。

 

 

 

 

痔瘻(じろう)

痔瘻のイラスト

肛門には便を滑らかに排出するための粘液を産生している肛門腺、粘液を分泌する穴である肛門陰窩(こうもんいんか)があります >痔瘻(じろう)の手術くわしく

 

痔瘻(じろう)の症状について

マイクリニック大久保肛門腺・肛門周囲膿瘍のイラスト

肛門腺
肛門周囲膿瘍

痔瘻のイラスト

痔瘻
(じろう)

肛門には便を滑らかに排出するための粘液を産生している肛門腺、粘液を分泌する穴である肛門陰窩(こうもんいんか)があります。下痢などが原因で肛門陰窩に便が入り込むと、肛門周囲膿瘍となることがあります。肛門周囲膿瘍は排便に関わらず痛みや熱感を伴います。膿瘍(のうよう)ができると肛門周囲に穴が開いて膿が出てくるようなり、肛門内と肛門外がつながるようなります。これが痔瘻(じろう)です。

 

痔瘻には様々な形態があり、複雑な病気です。痔瘻(じろう)は比較的男性に多くみられますが、最近では女性にも増えてきています。痔瘻になったら自然に治癒することはなく、手術をすべき病気です。マイクリニックでは日帰りで手術を行っています。

 

 

 

治療の結果をきちんと説明

治療後は患者様にもご納得していただくよう確認していただきます

デジタル肛門鏡治療後はデジタル肛門鏡で治療結果を確認していただきます。当クリニックではデジタル肛門鏡を使っており、患者さんの痔がどのようになっており、治療によってどう変化したかをモニターでご覧いただけます。症状の改善はもちろん、治療効果を視覚的にもご確認いただくことができるでしょう。

 

マイクリニック大久保では、内痔核の硬化療法以外にもあらゆる痔の治療に対応しております。そのすべてが日帰りで手術できます。


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